【借金体験談】30代サラリーマンが500万の借金を完済した10の秘密

私は5年前まで約500万の借金を抱えていました。
そして、その借金を真っ当に約5年かけて完済しました。
この記事では、私が借金500万を返済するために実行した10の秘密についてご紹介します。
この記事はこんな人にオススメ
・借金生活に突入している人
・借金生活に突入しそうな人

なお、「まだ借金生活には入ってない!」という人は、こちらの記事も参考にしてください。

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【借金体験談】借金の内訳

当時、私がしていた借金の内訳は次の通りでした。

項目 金額
消費者金融カードローン 300万
クレジットカード① 100万
クレジットカード② 50万
社内貸付 50万

※住宅及び車のローンは別であります…。

とにかく金額が大きいのが、『消費者金融カードローン』

毎月の返済額が多く、金利も高いので、これだけでもアップアップ。

そして、クレジットカードのリボ払い地獄

この頃は、毎月の返済総額が収入を超えており、ボーナスを切り崩しながら、何とか返済をやり過ごすという感じでした。

【借金体験談】借金生活にハマったワケ

私が借金生活に突入したのは、以下のような経緯でした。

1.クレジットカードの使い過ぎ
2.毎月の返済額が収入を上回る

3.地獄のリボ払いに手を出す
4.クレジットカードの残枠がなくなり、使用不可
5.消費者金融カードローンを利用
6.多重債務に陥る

7.あっという間に500万の借金生活…
初めのうちは「返済が上手くいかないなぁ…」くらいにしか思っていませんでした。
ところが、気が付いた時には、『返済のために次の借金をする』という最悪のループに入っていたのです。

借金体験談から学ぶ反省点

収支を理解していない

1番の反省点は自分の収支を理解していなかったことです。
これに尽きます。
・いつ、いくらの収入がある?
・カード引落しはいつ?いくら?
・その他に、必要なお金は?
私はこれらをほとんど把握できていませんでした。

借金のための借金という地獄

借金返済のために、また借金という地獄のループにはまりました。
返済のために借金をする=雪だるま式に借金が増えるといった構図です。
当時は、危機感が少なく、借金する事への知識がありませんでした…。
正しくお金を借りて正しく使い返済をしていれば、違う未来があったかもしれません。
つづいて、私が返済していた金額について触れたいと思います。

返済総額は?

体験談をもとに私が当時、返済した金額を紹介します。

 

クレジットカードのリボ払い

借金の条件
・支払い元金:150万(2社合計)
・年率:15%
・毎月の支払い元金:3万円
これを完済するためには以下の金額が必要でした。
・支払手数料合計 : 約48万
・支払合計金額  : 約198万
・返済期間    : 49か月
つまり、150万円だった元金が、約200万まで膨らんでしまっています。
約50万も膨らんでいます…

消費者金融カードローン

借金の条件
・支払い元金:300万
・年率:約18%(元利均等返済)
・毎月の支払い元金:約7万5千円
これを完済するためには以下の金額が必要でした。
・支払利息分   : 約157万
・支払合計金額  : 約457万
・返済期間    : 60か月
ここでは、300万円だった元金が、利息込みで約457万まで膨らんでしまっています。

返済総額

私が返済をしなくてはいけない金額は次の通りでした。
・借金総額 : 約500万
・利息総額 : 約205万
・支払総額 : 約705万
つまり、借りた金額の約40%を利息として余分に払う必要があったのです。
※利率や貸付期間で、総額は変わりますのでご注意ください
ある時、この数字をきちんと計算してみて、やっと事の重大さに気付きました。
毎月の返済で苦しいのに、余計に200万なんて払えるはずがない…。
そう考えた私は、完済のために様々な工夫をし始めました。

【借金体験談】完済への10の秘密

ここからは、30代サラリーマンが500万を完済した10の秘密について紹介します。

家計管理

まず初めに家計管理をしました。

基本収支をチェック
・月単位の固定費や変動費はいくら?
・自分の月収は?内訳は?
・カード返済はいくら?時期は?
・消費者金融の返済額は?時期は?
・その他、年単位の臨時収入や支出は?

これらを書き出し、1か月そして年間の収支を大まかに把握しました。

月収や各返済額は、至近の実績などを参考に算出。

一方で、普段見落としがちな『臨時収入や支出』の項目は、少し慎重に書き出し。

収入でいうと、各種還付金や年末調整

支出は、固定資産税や車の税金・車検などを年間で積み上げて、年間収支を把握しました。

 

支出を簡素化

当時、大きな問題として支出のタイミングがバラバラでした。

クレジットカードの引き落としが4つ、消費者金融が1つ。

結果、いつどの引き落としがあるのかを把握できず、気付いたら銀行口座は残高不足に。

そこで、実践したのがクレジットカードをまとめ、支出を簡素化する作業。

「ボーナスなどの臨時収入でリボ残高が少ないものを完済、そのカードは解約」

これを繰り返し、最終的にはクレジットカードをまとめて、支出の管理が容易になりました。

 

なお、借金体験を経て、個人的にはクレジットカードは、使い方次第で非常に便利なアイテムだと思っています。

「絶対に持ってはいけない!」という極端なものではなく、今の自分に見合ったカード選びと付き合い方が重要です。

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消費者金融の借り換え

消費者金融カードローンの上限金利は18%ほど。

それだけで雪だるま式に借金が増えます。

そこで、少しでも金利を下げるために消費者金融から一般的な銀行への借り換えを検討

結果として、金利を約5%落とすことに成功しました。

50万円以上のインパクト!

もっと早く手を打っていれば…とも思いましたが、減らせた事実は大きいです。

これだけ聞くと、『消費者金融が悪くて銀行が良い』という極端なイメージに聞こえますが、決してそうではありません。

銀行と消費者金融のカードローンには、細かい違いがいくつかあります。

銀行 消費者金融
金利 年2.0%~15.0%が一般的 年3.0%~18.0%が一般的
スピード感 最速で翌日以降 即日融資が可能
サービス 無利息期間がある

「いつまでにお金が必要なのか?」
「完済にはどのくらいかかる予定か?」

などによって、利用すべきカードローンの種類は変わります。

自身の状況に合わせて、最適な申込み先を選択することが大事です。

金利の高いものから繰り上げ返済

次にしたことは、『金利の高いものから繰り上げ返済』

当然ですが、高金利だと返済金額に対して利息が大部分を占めるため、元金がなかなか減りません。

利息の負担を減らすためにも、まずはこのような高金利なものから返済しました。

残高が減ると占める利息の割合も減るので、精神的にも余裕が出てきます!

銀行口座の管理

借金をしている人に限りませんが、銀行口座を管理できていない人は比較的多いと思います。

・身に覚えのない入金があった
・知らないうちに引き落としがあった
・気付いたら、残高不足になっていた
こんな経験がある方、いませんか?

そこで私が実践したのは、銀行口座を整理し、役割を明確にすること。

最大5つ持っていた銀行口座のうち、使っていないものや使い勝手の悪い口座を解約。

管理が非常にスッキリしました。

固定費の見直し

固定費の割合をいかに抑えるかというのは非常に重要です。

固定費は、毎月一定のため、削減が上手くいくと継続的に負担を軽くできます
私が固定費の見直しとしてメスを入れたのは次の項目でした。
・携帯電話
格安スマホ(ahamo)に切り替え

・保険
結婚前に加入した保険の見直し、解約

・車

カーシェアの活用

結果、月々に固定費を2万円削減。

年間で24万。

10年間で240万。

30年間で、なんと720万。

信じられないかも知れませんが、積み重ね次第でバカにならない金額になります。

なお、自家用車については、売却前に【カーシェアAnyca(エニカ)を使って副収入】をゲットしていました。

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日ごとの支出管理の徹底

最後の仕上げとして行ったのが、『日ごとの支出管理の徹底』でした。

携帯アプリや独自のExcelなど、自分が管理しやすいもので良いと思います。

毎日の計画を達成できたのか?

達成できなかった際は、どのくらい数字が離れてしまったのか?

これらをきちんと認識する事で、返済の計画が緻密になっていきました。

収入を増やす

ここまで、費用を抑える、そして管理をする項目を徹底的に実践してきました。

ただ、費用減だけでは限界があるのも事実。

そこで、収入を増やすことも同時に考えていきました。

いきなり大きな副業は難しいため、コツコツとお金を増やすことを実践したのです。

積み上げ副収入
Anyca(エニカ)でカーシェア収入
・ヤフオクやメルカリなどでのせどり
クラウドワークスなどでの簡易的な副業
・マクロミルなどアンケートモニタの実施

これらを駆使して『月々3-4万円』を稼いでいたため、コツコツと返済にあてていました。

ちなみに【時間のないサラリーマンにおすすめの副業】については、こちらの記事も参考にしてください。

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強い意志

借金がきつくなると精神的にも辛くなります。

そんな時こそ、『いつまでに返済するんだ』という明確な目標と強い意志を持つべきです。

借金返済は、軌道に乗せるまでが一番大変です。

杜撰だった管理状況を脱し、いかに立て直しができるか。

お金について勉強し、自分の収支を徹底管理できてくると、あとはその道をコツコツと登るだけになるのです。

誰かに話す

最後に。

借金というと、普通であれば周りに知られたくない…という心理が働き、周りの人にはなかなか話せません。

しかし、自分だけでため込むのは逆効果だと、私は考えています。

誰でも良いので、借金について話すべきです。

誰かに相談するべき理由は2つあります。

1.自分で抱え込むと精神的に辛い
2.人に話して『甘え』の退路を断つ
1つ目は単純に、自分だけでは辛くなるので人に話して相談しようという観点です。
そして、2つ目は話すことで「返済するしかない!」という状況に自分を置くことができるということです。
話す相手は、家族でも友人でも、場合によっては専門家に聞いてもらう…そういったことも可能です。

まとめ:【借金体験談】500万を完済した10の秘密

私は完済までに約5年かかりました。

しかし、何も手だてをせずに返済をし続けていたら、5年では絶対に完済できなかったと思います。

また、私自身が経験者なので、巷に溢れる『1,000万の借金を1年で返済!』とか『手続き一つで借金を半分にする!』などという魔法は存在しないと思っています。

山登りのように、コツコツ少しずつ返していくしかないのです。

ただ、「考え方」や「知識」「整理整頓」で借金との向き合い方を変えることはできます。

自分にあったやり方で返済と向き合えるよう、この記事がそんな機会になる事を願います。

 

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