「消費者金融って危なそう」
「ネガティブなイメージばかり…」
消費者金融について「危ない」というイメージをなんとなく抱いている方も多いと思います。
しかし、実際はどうなのでしょうか?
私は、借金生活経験者として、きちんとした知識を持っていれば、消費者金融は別に恐れるものではないと考えています。
今回は、よく耳にする「消費者金融の噂」について、体験者の私が徹底的に答えていきます。
この記事を読めば、消費者金融についての考え方が少し変わるかもしれません。
また、【借金生活を抜け出した10の秘密】については、別記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
私は5年前まで約500万の借金を抱えていました。
そして、その借金を真っ当に約5年かけて完済しました。
この記事では、私が借金500万を返済するために実行した10の秘密についてご紹介します。
この記事はこんな人にオススメ
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目次
消費者金融について
まず初めに、今回の記事で言う『消費者金融』について、カンタンに説明をしておきます。
消費者金融というのは、貸金業法に基づく業者登録をおこない、個人に対してお金を貸してくれる業者のこと。
貸金業法という法律のもと、貸し付けの金額や年利は細かく定められており、利用者が不当に不利益を被ることはないようになっています。
この時点で、普通に使っていれば危ないものではないのです。
ただし、一方で、無登録で違法に貸金業務を行っている業者、すなわち『闇金』も存在します。
こちらは、正式な認可を受けていないため、法外な金利での貸し付けを行っているのが実態です。
なお、サラ金という言葉がありますが、これはもともと消費者金融がサラリーマンを対象にお金を貸す業者が多かったためにつけられた呼称。
現在は、消費者金融もサラ金も同じ意味で使っていることがほとんどです。
なんとなく、サラ金という言葉のイメージが悪く、そこから消費者金融に関する印象も悪くなっているのかもしれません。
消費者金融についての噂
では、早速、消費者金融についての噂に答えていきます。
あくまで噂レベルのものや都市伝説のような話、そして案外真実だったりと…。
体験者ならではの、よりリアルな回答になっていますので参考にしてください!
とんでもない金利がつくってホント?
これはウソです。
まず、冒頭に説明をした通り、金利については貸金業法できちんと上限が定められています。
したがって、正式な登録をしている消費者金融において、法外な金利を求められることはまずあり得ません。
確かに、消費者金融の金利については、銀行やクレジットカードのローンよりも若干高く設定されています。
しかし、逆に「30日間無利息キャンペーン」などを活用すれば、むしろ金利を抑えることも可能です。
マンガやテレビドラマであるような、『金利がトイチ、つまり10日で1割つく』といったのは今ではあり得ないのです。
家族や会社にバレるってホント?
これはケースバイケースですが、基本的にはウソです。
近年、個人情報については扱いが非常に厳格で、消費者金融もきちんと配慮した対応をしてくれます。
私が、利用していた大手消費者金融のプロミスについては、以下2つの対応で満足度が高かった印象があります。
◎郵送物について
基本的には、対面で本人確認が必須でした。
そのため、家族が受け取ることはなく安心感が強かったのを覚えています。
また、通常郵便での郵送時も差出人の宛名がない、もしくは「事務センター」といった当たり障りのない名前になっており、家族にバレるようなことはありませんでした。
◎会社への在籍確認について
貸し付けを申し込んだ際に、1回だけ行われた在籍確認。
電話口でプロミス側が社名を名乗ることはなく、個人名のみで呼び出しをしてくれるのでまったく心配ありませんでした。
以上のように、きちんとした消費者金融を利用していれば家族や会社にバレることはまずありません。
安心して利用ができると思ってください。
1回借りたら返せなくなるってホント?
正直に言いますが、これは人によります。
借りる前にきちんとした返済計画をたて、そのイメージ通りに返済をしていれば返せなくなることは絶対にありません。
では、どんな場合に返せなくなるのでしょうか?
それは、返済計画を崩したときです。
・借金に慣れて、追加で融資を受ける
・手元にお金がある感覚に陥り、想定以上に使う
・借金返済のために、別の借金をする
どれも雪だるま式に返済額が増えていくものばかりです。
借りる時に計画をした返済イメージを崩さずに、きちんと返済していくとを大前提にしましょう。
信用情報に傷がつくってホント?
これは多くの方が誤解をしていますが…ウソです。
よく聞くのは、「消費者金融でお金を借りると信用情報に傷がつき、クレジットカードを作ったり住宅・自動車ローンなどが組めなくなる?」というウワサ。
お金を借りただけでは、信用情報に傷はつきません!
信用情報に傷がつくのは、
・返済遅滞を繰り返した
・再三の督促を無視した
・債務整理をした
など、支払いに関しての事故があった場合です。
一般の方が普通にお金を借りて、通常通り返済をしているケースでは信用情報に傷はつきませんので安心してください。
一般の方でも気を付けなくてはいけないケースがあります。
それが、『複数の業者に同時に申し込みをしている』場合。
消費者金融側からみると、複数の業者宛に貸し付け希望を出しており、金策に走っているように見えてしまいます。
さらに、複数業者から借金を計画している=返済できないリスクがあるととらえられるため、信用が下がるのです。
このリスクを知らずに「どの消費者金融からいくら借りられるか分からないから」という理由で、同時に複数に申し込みをしてしまうと、知らず知らずのうちに信用情報に傷がつきます。
利用する消費者金融を見定めたら、その会社だけと向き合うように心がけましょう!
怖い取り立てがあるってホント?
これは、完全にウソです。
夜中に電話が鳴りやまない…。
取り立て屋がきてドンドンと扉を叩く…。
これ、完全にテレビドラマの世界のみで繰り広げられる消費者金融の姿です。
少なくとも普通の消費者金融からお金を借り、普通に返済をしていればまったく体験することはない事だと思います。
闇金に手を出す、返済遅滞を繰り返すといったことがなければ、心配する必要は1ミリもありません。
登録したら返済後もしつこく営業があるってホント?
これは、完全にウソ。
プロミスで完済してから、連絡などは一度たりともありません。
そもそも、利用していた期間の対応を見ていれば、火を見るよりも明らかですが、まったく心象の悪い事はありませんでした。
貸し付けを希望した際や不明点を確認したくて電話した際の電話対応は完璧。
むしろ、こちらの事情や心情に寄り添い、めちゃくちゃ丁寧に相談に乗ってくれた印象すらあります。
また、よく言われるのが、「繰り上げ返済等で完済しようとしたが、完済することを止められた」というもの。
これも全然ありません。
電話での手続きと振込のみで、サクッと完済できました。
審査の甘い業者があるってホント?
これはウソ。
貸金業法により、消費者金融は個人の返済能力に応じて貸し付け審査をおこなっています。
そして、この審査はどこの消費者金融がやっても基準は同じです。
ただ、明確な基準は非公開です
つまり、「審査が甘い」「通りやすい」といった消費者金融はありません。
気を付けたいのは、よく街中で見かける「無条件・無審査で借りられる!」「誰も即日融資可能!」といった看板。
これは、明らかに貸金業法から外れた内容になりますので、手を出さないようにしたいところです。
まとめ:消費者金融って危ないの? 消費者金融にまつわる噂
今回の記事では、消費者金融についての噂で、ありがちな7つの「ホント?」について解説しました。
そのほとんどが単なる噂もしくは都市伝説に近いものであることがわかります。
過去のイメージや言葉の成り立ちで、消費者金融もしくはお金を借りるという行為自体に少しネガティブなイメージがあるのは仕方ありません。
しかし、あくまで噂レベルのものに流されて上手に使いこなせなかったり、賢く付き合えないのはもったいないですよね。
様々な意見や情報を参考にしながらも、皆さんが正しい判断で消費者金融を賢く活用できることを願っています。