大きな買い物や子どもの教育関連、不測の病気や旅行などの家族サービスまで、様々なライフイベントで絶対に必要になるのが『お金』。
あらかじめ一定額の蓄えがあればよいのですが、「足りない!」となった時にはどこから借りるのが1番良いのでしょうか??
実は、私は約5年前まで約500万の借金を抱えていました。
この記事では、
「とにかく早く借りたい!」
「安全に借りたい!」
「少額でいい!」
など、皆さんの状況に合わせて最適なお金を借りる方法について紹介していきます。
目次
お金を借りるときの注意点
まず、お金を借りるときの注意点をいくつか紹介します。
「お金がない!」となった時には、かなり緊急性が高いこともあります。
そんな時でも、冷静な判断ができるように事前に知っておくべき注意点についてです。
いくら必要なのか?
そもそも、いくら必要なのでしょうか?
多ければ多いほど…では危険です。
5万あればいいのか?
30万なのか?
はたまた100万必要なのか?
きちんと自分のライフイベントなどを把握して、必要な金額をはじき出します。
これは、借り方によって『融資できる金額』が異なるので知っておくべきポイントとなります。
緊急性はどの程度なのか?
そのお金は、いつまでに必要なのでしょうか?
「今日中にでも欲しい…!」
「来週にあれば…」
「来月末には貯金が底をつきそうだ」
人によってバラつきはあると思います。
お金が必要な緊急性によって選ぶ手段も変わってきますので、自分がいつまでにお金がいるのか認識しましょう。
これは、『融資にかかるスピード=審査時間』を考えるうえで知っておくべきポイントです。
返済期間は?
返済計画についてはイメージできていますか?
・給料日までしのいだらスグ返済できる
・しばらく借りたいので毎月コツコツ返したい
・ボーナスまで借りてまとめて返せる
お金を借りるときには、当然利息がかかります。
その利息を考えるうえでポイントになるのが、返済までにかかる期間なのです。
安全性について知る
お金を借りるのが初めての場合、「安全なのか?」というのは気になるところだと思います。
ここで言う、『安全』は
・法外な返済を求められたりしないのか?
・会社にバレたりしないのか?
・家族などにバレたりしないのか?
と人によって様々だと思います。
結論から申し上げますが、きちんとした返済をしていればどれも問題ありません。
借り方は様々ですが、きちんと返済をしている限り、法外な金額の返済を求められることはありません。
また、借りる方法によっては、会社への在籍確認などを求められますが、これも内容を伝えずに在籍確認をするものなので問題ありません。
ただ、こう言った『不安要素』はきちんと事前に知っておく必要がありますので、自分の中でクリアにしておきましょう。
繰り返さないために『借金について知る』
「経験者は語る」ですが…お金を借りるうえで、1番危ないのは『繰り返すこと』です。
「多重債務」、これがとにかく危険です。
返済のためにお金を借りて、借り手が複数になり、いよいよ首が回らなくなるケースです。
まずは、お金を借りることのリスクをきちんと知り、「自分なら大丈夫」という変な思い込みをなくすこと。
そして、きちんとお金について知ることが大切です。
是非、私の体験談【30代サラリーマンが借金500万を5年かけて完済した10の秘密を教えます】や本などで客観的に学んでみてください。
私は年間100冊以上の本を読みます。
なかでもよく読むのが『お金に関する』本。
借金を抱えたことで、お金に関する興味が非常に高まり、お金について学べる本を読みあさりました。
[sitecard subtitle=関連記[…]
お金を借りる具体的な方法
ここまでは、お金を借りるうえでの注意点についてまとめてきました。
・緊急性はどの程度なのか
・返済計画はイメージできているか
・安全性を理解してから借りる
・『マネーリテラシー』を高める
これらを理解してから、お金を借りることを考えましょう。
では、ここからは具体的なお金を借りる方法について紹介していきます。
今回、紹介するのは以下の6つの方法です。
①銀行カードローン
②消費者金融カードローン
③クレジットカードキャッシング
④質屋
⑤家族や友人
⑥会社の制度
それぞれの借り方にどんなメリット・デメリットがあるか、そしてどんな人にオススメな借り方なのかを紹介します。
① 銀行カードローン
銀行口座に付随してお金を借りることのできるカードローン。
一般的な消費者金融などに比べると比較的金利が安いのが特徴です。
銀行 | 金利(実質年率) |
三菱UFJ銀行 | 年1.8%~14.6% |
三井住友銀行 | 年1.5%~14.5% |
みずほ銀行 | 年2.0%~14.0% |
楽天銀行 | 年1.9%~14.5% |
りそな銀行 | 年3.5%~13.5% |
出典:各銀行サイト調べ(2021年3月)
また、口座を持っているので面倒な事前手続きなどは不要で、比較的手続き面ではメリットが大きいでしょう。
ただし、いくつかデメリットもあります。
・審査に時間がかかるため、融資には1週間以上時間がかかる
・消費者金融にある『無利息サービス』はない
どのような手段でお金を借りるにしても審査は必ず必要です。
ただし、審査時間はマチマチなので少しでも早く融資が受けたい場合は、銀行カードローンは不向きです。
また、消費者金融などで取り入れている30日のうちに返済できれば利息が免除される『無利息サービス』などはありません。
融資までは時間がかかってもよいので、金利を抑えたい人
② 消費者金融カードローン
プロミスやアコム、アイフルなどが有名な消費者金融からお金を借りる方法です。
利用する際には、審査や会社の在籍確認が発生します。
ただし、銀行口座があれば新たに口座等を開設する必要もありませんので、比較的手続きはカンタンです。
また、会社への在籍確認についても、
「XXさん、今いらっしゃいますか?」
といった程度で、会社名を名乗ることはなく、びっくりするくらいあっけなく終了します。
手続き面が非常に簡易なので、融資のスピードがとにかく早いのが特徴です。
早いところは即日融資、時間がかかっても翌日にはほとんどのケースが融資可能になります。
一方で、デメリットは、銀行カードローンなどに比べて金利が高いことがあげられます。
一般的な金利は年3%~18%で、借りる金額ごとに細かい金利は変わってきます。
ただし、『初回30日間利息0円』などのサービスもあります。
こういったサービスをうまく組み合わせることで、賢く消費者金融のローンを活用しましょう。
とにかくスピード重視でお金を借りたい人
30日で返済が可能な人
③ クレジットカードキャッシング
クレジットカードを申し込みした際に、キャッシング枠を設定している場合は、クレジットカードを使って現金を引き出すことができます。
ショッピング枠と合計した上限額をあらかじめ登録しているはずなので、その範囲内でキャッシングを使うことができます。
クレジットカードのキャッシングについては、金利がおおよそ15%~18%。
クレジットカード登録時にすでに審査がされているので、「借りたい!」と思った時には新たな審査等は不要で、即借りることができます。
ただし、ショッピング枠を含めた合算額のなかで上限が決まっているため、大型の融資には向いていません。
また、消費者金融の金利は借入額に応じて下がるのに対して、キャッシングの金利は15%~18%でほとんど変動しません。
新たな審査や手続きがなくATMなどで簡単に借りられる半面、金利が高くかつ少額での利用に限られるといった特徴をもっています。
少額での融資を希望している人
④ 質屋
手元に質屋に入れることができるブランド品などがある場合は、質屋でお金を借りることもできます。
質屋では、手元の時計やバックなどを担保にその査定金額に応じたお金を借りることができます。
期限までに利息含めて返済できれば、品物は戻ってきますが、3か月のうちに返済できなければ品物は没収となります。
その場合は、お金を返済する必要はありません。
質屋でお金を借りるうえで、審査などはなく、また約30分ほどでお金を借りることができるのが最大の特徴。
手元に質屋に入れられそうな品物があれば、利用するのもひとつの手です。
ただし、質屋のデメリットは消費者金融などをはるかにしのぐ金利の高さ。
消費者金融などと比べても10倍近い金利が付くため、きちんとリスクを確認したうえで活用するようにしましょう。
手元にブランド品などがある人
⑤ 家族や友人
選択肢としては書きましたが、特別な場合を除いて、はっきり言って「オススメしません」。
お金を借りる際にはそれなりの理由や覚悟が必要です。
家族や友人に頼むというのは、信用問題にも直結します。
身近な人に簡単に甘えるのではなく、きちんと自分のお金の使い方や考え方に向き合う必要があると思います。
なお、冒頭で「特別な場合を除いて」といいましたが、不慮の事故や急な病気などが自身や家族に降りかかり、どうしてもお金が必要なケースなどでは、家族や友人を頼ることがあっても良いかもしれません。
⑥ 会社の制度
最後にオススメなのが会社の制度を利用することです。
企業によって制度の有無や内容は異なると思いますが、貸付の制度が整っていることもあります。
もちろん、会社にはお金を借りていることがバレてしまいますが、年利などは極端に低いことがほとんどなので、選択肢として調べてみるのもいいと思います。
まとめ:お金を借りる6つのベストな方法
今回はお金を借りるうえでの注意点をお伝えしたうえで、借りる方法を6つ紹介しました。
②消費者金融カードローン
③クレジットカードキャッシング
④質屋
⑤家族や友人
⑥会社の制度
説明した通り、お金を借りるベストな方法は
「いくら必要なのか?」
「緊急性は?」
「返済計画は?」
といった様々な条件によって変わってきます。
これらをきちんと理解し、借りる方法それぞれのメリットを最大限活用して、リスクが低く、効率的な借り方を選択しましょう。
お金を借りる方法は巷に沢山あふれていますが、ご自身の状況をきちんと把握すれば、選ぶべき借り方はそう沢山はないはずです。
適切な借り方を知っているかいないかだけで、リスクを回避し、賢くお金を借りることができるのです。