私は約5年前まで約500万の借金を抱えていました。
その時に大きく見直したのが『クレジットカードの使い方』でした。
この記事では、サラリーマン向けにやってはいけないクレジットカードの使い方・付き合い方について、体験談を踏まえて紹介します。
ちなみに、【当時の借金体験と完済するための秘訣】については、こちらの記事で詳しく紹介していますのであわせてご覧ください。
私は5年前まで約500万の借金を抱えていました。 そして、その借金を真っ当に約5年かけて完済しました。 この記事では、私が借金500万を返済するために実行した10の秘密についてご紹介します。 この記事はこんな人にオススメ […]
目次
クレジットカードは便利さの裏に危険が潜む
早速ですが、みなさんに質問です。
使い方にルールはありますか?
クレジットカードというのは、非常に便利なアイテムです。
・ポイントがつく
・特典や保険がついている
・支払いを先延ばしにできる
・持っているだけでカッコいい
パッと考えても、様々な魅力があります。
ただし、便利さは危険との裏返しです。
クレジットカードは、使い方を一歩間違えると取り返しのつかない問題につながります。
そして、その危険性を無視してクレジットカードを使い続けた私が陥ったのが、『雪だるま式の借金生活』でした。
ちなみに、借金生活に突入した頃の私のクレジットカード事情はざっとこんな感じでした。
・1枚はゴールドカード
・すべて分割、リボ払い
マインド的には、「ゴールドカードを持っているサラリーマンってかっこいいでしょ」とクレジットカードの怖さは微塵も感じていませんでした。
特にサラリーマンは注意が必要?
サラリーマンは仕事でもプライベートでもクレジットカードを使うケースが増えてきます。
あなたもこんな使い方、していませんか?
・飲み会の支払いをカードで立て替える
・会社の備品を立て替えてカードで購入する
・週末の家族サービスでカードを利用する
・サブスクなどの買い物でカードを使う
もちろん、これらはサラリーマンに限定されてことではありません。
しかし、すべてに当てはまる確率が高いサラリーマンは危険度もアップするのです。
どうなるの??
管理ができなくなるのです。
立て替えをした飲み会のお金は、もちろんすぐに現金で返ってきます。
会社の備品を立て替えたのも、領収書とともに後日戻ってきますよね。
でも、出入りが激しくなればなるほど、管理はしずらくなるのです。
では、ここから先は、体験談を踏まえてやってはいけないクレジットカードとの付き合い方を紹介します。
危険クレジットカードの使い方とは?
私が借金生活に突入した頃の状況は、前章で簡単にお伝えしました。
では、危険性が増すクレジットカードとの付き合い方とは一体どのようなものでしょうか?
使い方や考え方など、危ないクレジットカードとの付き合い方を6つご紹介します。
複数のクレジットカードを使用
まずはクレジットカードの複数使い。
複数を使用することの危険性は、とにかく管理ができなくなることです。
使った履歴や支払期日を把握するのも難しくなり、「気付いたら口座から引き落としがかかっていた」「残高不足になっていた」なんてこともあり得ます。
自分の中で、何枚であれば管理ができるのかをきちんと整理して、使うカードの枚数や種類を決めるべきです。
自分にとって相性のよい、必要なクレジットカードを厳選する
支払いが先延ばしになり、無計画に
クレジットカードのメリットは、現金がなくても買い物ができること。
しかし、当然ながらその支払いは後でやってきます。
即座に引き落としがされれば、口座の残高や給料日程などと照らし合わせた計画的な買い物ができるのですが、支払いが先延ばしになっているため、計画性を持つことが難しくなります。
カードが複数あり、引き落としタイミングもバラバラとなれば、さらに計画性を持つことが困難になるのは想像しやすいと思います。
見通しがつく範囲での利用を絶対条件にする
困ったときの分割払い
ここまでで紹介してきた
・複数所持
・無計画にカードを使う
これらで「思った以上にクレジットカード利用額があった」「口座残高が足りない」と感じた時に陥る危険が『分割払いで急場をしのぐ』という方法です。
分割払いで恐ろしいのは「利息」と「分割払いの雪だるま」です。
大きな買い物をしても分割することで、当月の支払いを抑えることはできます。
ところが、それを繰り返すと「分割払いの残債だけで月々に5万程度払う」などというケースに陥るのです。
クレジットカードの分割払いは、その仕組みと危険性をきちんと認識したうえで、計画的に活用すれば非常に便利なシステムなのは間違いありません。
「困ったら分割払い」という思考回路にならないように気を付けましょう。
「困ったときの分割払い」ではなく、「計画的な分割払い」へ。
危険度MAXなリボ払い
分割払い以上に厄介なのが、『リボ払い』。
支払期間が一定の分割払いに対して、支払金額が一定なのがリボ払いです。
なんとなく、毎回の支払金額が一定なので目安が付きやすい=メリットが大きいように聞こえますよね。
しかし、リボ払いの恐ろしさは、『知らないうちに返済額が多くなる』ことです。
私もハマりました…
一言でいうと、リボ払いでは返済額に占める利息部分が想像以上に多くあります。
したがって、返済しているつもりでも、実は元金部分はほとんど減っていないのです。
【リボ払いの怖さと私の体験談】については別記事で紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
リボ払いは極力避ける!
私には数年前まで約500万の借金がありました。 つまり…借金のプロです! ちなみに当時、私が抱えていた借金の内訳はこんな感じでした。 項目 金額 消費者金融カードローン 300万 […]
ポイントがたまることに執着する
クレジットカードの醍醐味のひとつが「ポイントがたまる」ことです。
ネット通販で使えるものや交通系のポイント、旅行で使えるマイルなど、各社が様々なポイントの還元を行っています。
条件によっては、還元率が10%近くあるものやキャンペーンでポイントがたくさんもらえるものなど、有効活用したくなるものもあります。
ただし、飛びつく前にきちんと必要性を確認し、危険性を理解するようにしましょう。
・強引に買い物をしていないか?
・宴会の会計をまとめて払ってないか?
私も一時期、「生活用品を買うときはこのカード」「定期を買うときはこれ」「ネット通販はこのカード」と活用カードをあえて、分けていました。
その結果「無計画かつ把握できないクレジットカード利用」につながっていたのです。
雑誌やネットで特集が組まれる、「カードを使い分けて賢くポイント還元!」は、かなり上級者編だと考えてください。
お得にポイントをためたいのはよく理解できますし、なるべくそうあるべきです。
でも結果として、それで足元をすくわれたら、元も子もありません。
あくまでポイントはご褒美。ポイントへの執着は危険。
クレジットカードで自分のブランドを高めようとする
これは過去の私に言いたいのですが…。
「カッコいいブランドのカードを持ちたい」
「なんか、ゴールドカードって憧れる」
こんな動機でクレジットカードを選ぶことはやめましょう。
確かに、優れたブランドのクレジットカードは特典や優遇制度が盛りだくさんなのも事実です。
ゴールドカードは年会費を差し引いても、メリットを享受できることもあります。
でも、それがすべて自分に当てはまり、本当に必要なのかをきちんと吟味することが大事です。
自分のブランディングのためにカードを選ぶのではなく、きちんと必要性に応じたクレジットカードを選択しましょう。
クレジットカードごときで自分のブランド力は高まらない
まとめ:危ないクレジットカードの使い方
今回の記事では、私の借金生活体験談を踏まえて、サラリーマンがやってはいけないクレジットカードとの付き合い方を紹介しました。
・複数のカードを持つ
・無計画でカードを使う
・分割払いの乱用をする
・リボ払いを選択する
・ポイントのためにカードを使う
・自分のブランド力を高めようとする
日々の生活の中でクレジットカードを利用するケースが多いサラリーマンだからこそ、気を付けないといけないポイントばかりです。
ただ、注意点をきちんと理解していれば、クレジットカードと付き合う際の危険度は大きく下がります。
冒頭でも述べましたが、クレジットカードはその利用方法をきちんと認識していれば、めちゃくちゃ便利なアイテムです。
生活を豊かにもしますし、お得に暮らすためのマストアイテムともいえます。
『危険性を理解してクレジットカードを利用しているか』だけです。
本当に必要なカードを所持し、使いこなせているかを今一度、振り返ってみてください。